ホウライ

《No.149 カイリュー♂》
パルデアの奥地にある大きな屋敷の主。昔は名の知れた研究者だったが今は引退し、娘や孫たちと穏やかに暮らしている。屋敷には図書館並の量の本がある。フローライトはかつての上司で頭が上がらない。クフェアは娘、シャーロットとエリアスは孫。ドルテアのことも孫のように思っているが、屋敷で暮らすよう誘ったところ断られた。理路整然とした思考を持つ落ち着いた老人姿と、強い力を持つ攻撃的な青年姿の2つの姿になることができ、いつもは老人の姿をしている。
シャーロットとエリアスが乗っ取られている今は、研究のため帰省するクフェアと共にカロスの研究所に滞在している。
【性格】
老人人格は貫禄があり厳かな雰囲気。しかし実際の性格はやんちゃで茶目っ気がある。片付けが壊滅的に苦手で、物をよく散らかしてはクフェアに片付けてもらったりシャーロットに怒られたりしている。娘と孫たちラブなおじいちゃん。元研究者と言うだけあって頭が良く、膨大な知識を持つ。
青年人格は常に破壊衝動に駆られていて、自分勝手で傍若無人。今は老人人格が主導権を持っているためあまり出てこない。
好きなものはパルデアの地。嫌いなものは虫。
【特性】
精神力
【過去】
パルデアで生まれ育つ。ミニリュウのときから落ち着いた性格だったが体の奥底にある破壊衝動を感じていた。ハクリューに進化すると頭に破壊衝動に身を任せるよう促すもう一人の自分の声が聞こえるように。ずっと抵抗していたが、カイリューに進化した途端攻撃的な人格に乗っ取られてしまう。
パルデアでの破壊対象として、最初に目を付けた森でマホロバと出会う。彼女にぼろ負けしたことで、勝つまでは破壊行動をしてはならないと約束させられ、彼女に挑み続けることになる。長い年月を彼女と共に過ごし、森に住む人々に慕われ笑顔を向ける彼女を見て、戦ってる時のあの目の方がいい、あの目でずっと自分を見ていてほしいと仄暗い感情を抱いた。もっと強くなれば自分だけを見ざるを得なくなると考えたホウライは、怪しげな商人から道具を手に入れる。しかし竜の牙に命の珠などをあしらった道具は強力すぎて、正気を失ってしまう。元々マホロバに勝てるだけの力は持っていたので、マホロバを圧倒、挙句殺しかけてしまう。その戦いで周りの森を焼き尽くした後は、他の地方へ向かい暴れ回り始める。
ジョウトではアズマとミナミを襲いミナミを殺すなど、他地方でも破壊や殺戮の限りを尽くした。最終的に辿り着いたカロスではリフの生まれる前の森を焼き尽くし、研究所へ向かった。そこでフローライトに制圧され、道具を砕かれたことで正気を取り戻し、衰弱した青年人格に代わり常に老人姿でいるようになる。その後フローライトの勧めで研究者となり、しばらくしてからカロスを離れ、故郷のパルデアで研究者を続けた。研究者時代はテラスタルについて研究していた。ある日ボロボロのクフェアを見つけ、屋敷に迎え入れ研究の指南をする。研究職を引退後にはひび割れてしまったタマゴを保護し、そこから無事生まれたシャーロットを育てたり、襲われていたエリアスを迎え入れ育てたりしていた。
【セリフ】
「わしはホウライ。ただの老いぼれだよ。」「いや〜すまん、片付けてはいたんだがねえ……」「クフェアもシャーロットもエリアスも、わしの大事な家族だ。」
「ワシが全部壊すッ!!!」
【未来】
クフェアと共にパルデアに帰り、屋敷の扉を開けると、既に進化したシャーロット、エリアス、ドルテアの姿が。可愛い孫たちの進化に立ち会えず、しばらくショックを受けていた。